教育
内視鏡をはじめとした医療機器を取り扱い、極めて高い専門性が求められる「三輪器械」の仕事。ですが、そこで働く従業員の多くは医療について入社後に学びました。それを可能にしているのは三輪器械の手厚い教育制度があってのこと。ここではその教育制度についてご紹介します。
社員教育への想い
産業医
三輪 幸古さん
私は三輪器械の産業医および、社員教育や医学講座の企画・実施を担当しています。
まず新人教育についてご紹介させて頂きますと、当社では文系出身の方・理系出身の方問わず、入社後1年間の教育で医療の基礎的な知識が身につくように新人教育プログラムを組んでいます。特に1年間通して行われる「医学講座」では基礎用語からレクチャー。例えば、「血圧とは何か?」「その血圧を測るためにどのような機器を使うのか?」といった、身近なところからお教えさせて頂きます。それから徐々に専門性を高めていき「心臓のしくみ」「心臓手術で使われる機器について」といったところまで内容を広げて、学べるようになっています。この医療講座では心臓の模型を使ったり、胃腸の絵本を使ったり、時にはDVDなどを見たりして、少しでも分かりやすく興味を持って学んで頂けるように年々工夫を凝らしているんですよ。1年間の医学講座を通じて、医療の基礎を無理なく学んで頂けるので、入社前の医療の知識の有無は一切問いません。
この「医療講座」は社内の新入社員向けとして実施しておりますが、社外の方向けにも定期的に開催しております。医療の基礎が学べる貴重な機会としてご好評を頂いており、医療に携わる他の企業の新入社員教育としてご活用頂いております。その位、内容的にも充実した研修を行っているので、「医療の知識がないから」とご心配なさらず、安心してご入社頂ければと考えています。
もちろん、医学的な研修だけではありません。社会人として身に付けておくべきマナーや一般教養、またパソコンを使う業務が多いものですから、パソコン研修なども用意させて頂いております。
営業職の方は、医学講座と並行して提案の仕方や現場の仕事の流れを1年かけて学んで頂きます。当社は「育成者」という教育担当制を採用。新人さんに対して先輩がマンツーマンで必ず付くようにしています。これにより、仕事の流れを先輩のそばで見られるのはもちろんの事、ふとした時にも相談できる相手が常にいるので、安心して業務について頂けると思います。
医療業界の仕事は人の命に直結するものです。ですから、教育は手厚く行い、自信をしっかりつけて頂いてから現場に出て頂くようにプログラムを組んでいます。また、私は産業医としての立場もありますので、教育だけでなく定期的な個人面談を通じてメンタルヘルスケアにも努めています。画一的な教育制度や人材管理ではなく、個人個人に合わせて教育もケアも行っていくので、ご安心ください。
インタビュー動画はこちら-
三輪器械で行っている新人教育の一例
当社が扱う商品、社会人として身に付けておくべきビジネスマナーなどを座学で学びます。当社ではこのOFF-JT研修を外部の講師を招いて実施。その商品に精通したプロフェッショナルや、多くの新人導入研修を手掛けてきた教育のエキスパート達が丁寧に、分かりやすく教えてくれます。
研修名 内容 医学講座 定期開催される勉強会。医学の基礎用語から丁寧に解説。 マナー研修 社会人としての正しい振る舞いをレクチャー。 パソコン研修 パソコンを使った業務が多いため、リテラシーを高めるための研修。 メーカー研修 医療機器メーカーを招いて、機器に特化した勉強会を実施。 育成者を通じたOJT 教育担当者がマンツーマンで付き、実務を通して学べる。 ※上記はほんの一例であり、個人の業務習熟度や知識の理解度に合わせて様々なフォローアップを行なっています。入社頂く前から医療の知識の有無は一切問いません。ぜひご入社頂いてから、知識・スキルを身に付けていってください。